ICPSR
Inter-university Consortium for Political and Social Research
(政治・社会調査のための大学協会)
ICPSRは、社会科学に関する調査の個票データを世界各国や国際組織から収集、保存し、それらを学術目的での二次分析のために提供する世界最大級のデータアーカイブです。ICPSRは、ミシガン大学 社会調査研究所 により1962年に設けられました。
ICPSRメンバーに入ることで、海外の豊富な個票データを利用することができます。1999年9月、日本における当時のICPSRメンバーは、ICPSRデータを効率的に利用するためにICPSR国内利用協議会を結成しました。
下記に、ICPSRで受けられるサービスや関連情報をご案内致します。
個票データの利用
- Online analysis using Survey Documentation Analysis (SDA)
ネット上で個票データの単純集計、クロス集計、回帰分析などをすることができます。このOnline analysisは一般対象ですが、一部分析の使用についてはICPSR国内利用協議会会員機関に限定されています。 - ICPSRの利用手続
対象は、ICPSR国内利用協議会会員機関です。個票データのファイルを入手することができます。
教育支援
- Summer Program
夏にミシガン大学キャンパスで開講。日本からも、近年では毎回 20名前後の参加があります。 国内利用協議会会員機関の教員・大学院生であれば、受講料はメンバー価格が適用されます(非メンバー価格の半額)。
ICPSRの活動について
- Publications and Promotional Materials
ICPSR Bulletinを含むICPSR発行の報告書、ICPSRの紹介や利用促進のための教材などのサイトです。 - Recent-updates-and-additions
ICPSR個票データの新着情報メーリングリストの登録や情報更新ができます。
収蔵データ
ICPSRの収蔵データは、政治、社会、歴史、経済、高齢者、犯罪、公衆衛生、教育、法律及び国際関係と広範な学問分野に及んでおり、例えば、以下のデータがあります。
- World Value Survey (日本のデータを含んでいます。)
- International Social Survey Program (ISSP) (日本のデータを含んでいます。)
- American National Election Studies
- U.S. Census of Population and Housing
- Panel Study of Income Dynamics (PSID)
- General Social Survey (GSS)
- National Longitudinal Surveys (NLS)
- High School & Beyond (HS & B)
- National Educational Longitudinal Study (NELS)
- Surveys of Consumer Attitudes and Behavior
- Consumer Expenditure Surveys (CES)
- Monitoring the Future: A Continuing Study of the Lifestyles and Values of Youth
- U.S. Congressional Roll Call Voting Records
- U.S. Election Returns
- National Health Interview Surveys and Supplements
- National Health and Nutrition Examination Surveys
- National Survey of Black Americans
- Current Population Surveys (CPS)
- Euro-barometers
- Central and Eastern Euro-barometers
- National Crime Surveys
- Uniform Crime Reports
- National Household Survey on Drug Abuse
- Media Polls
- International Monetary Fund Time Series
- Japanese General Social Survey (JGSS 日本版総合社会調査)
これらの個票データなどを学術目的での二次分析のために利用することができます。