2024年度 体験談02

Summer programに参加されたきっかけを教えてください。

指導教授、並びにそのほかの教授も学生時代に参加しており、大変良いプログラムだと聞いていたため、参加した。

受講したセッション、コース名を教えてください

1週間目はMatrix Algebra, Calculus, and Probability~ Introduction and Review~, Introduction to Pythonを受講。2週目以降は、Data Science and Text AnalysisとCausal Inference for the Social Sciences IIを受講した。

受講前の準備について、受講までの間にどのような準備を行ったか教えてください

渡航前には現地の様子を直接知ることができなかったので、前回参加者の方々のレポートを読んだりした。また、親切なことに、わからないことや不安なことは実際にICPSRの本部に連絡し、いろいろと話を伺った。特に、入国する際に書類の提出が求められた場合に備え、証明書の発行をお願いした。現地の生活については知人を通して実際にアナーバーに住む方に連絡を取り、治安の状況や近隣の施設についての情報を得た。

講義内容について、授業の進め方やクラスの規模、授業の難易度について教えてください

1週間目はMatrix Algebra, Calculus, and Probability~ Introduction and Review~という授業を中心に受講した。この授業は、社会科学で必要な数学・統計に関する基礎的な知識を学習、場合によっては復習するような形で行われた。授業の内容も、日本で言うならば高校で習う、数学1Aの基礎的なものから、大学の教養科目の線形代数で扱う範囲まで行われた。授業は主にレジュメを通して行われ、先生が適宜説明のため、板書を行い、学生もそれをメモを取っていった。授業中も質問をしても分かりやすくもう一度説明していただいたこともあって、雰囲気としても和やかであったように思われる。先生自体も授業にかける熱い思いがあるような方だったようなので、学生もそれに応えようとしていた。

他には、Pythonのコードの書き方を学ぶ授業である、Introduction to Pythonという授業を受講した。主に、GoogleColabを用いて授業が行われた。私自身初めてPythonをその時に触って、Rとの違いに苦戦したが、基本的には先生が授業後に使用したコードをアップロードしていただいたため、そこから復習を行なった。特に、難しくて付いていけないことはなかった。

Data Science and Text AnalysisはPythonを通して授業の課題や授業中の説明があったため、一週目に少なくともPythonの授業を受講していて良かったと思えた。授業は前半と後半に分かれており、前半は理論的な話をスライドに従って聞き、後半に授業でやったことを実際にプログラムで手を動かし理解するといったスタンスだった。最後の方は、後半のプログラムの時間が長く、理解に大変だったが、しっかり授業後に復習して理解に努めた。

Causal Inference for the Social Sciences IIに関しては、大変授業内容が充実しており、1ヶ月参加した中でも一番勉強になった授業だった。基礎的な話からかなりの応用まで幅広く扱っていたため、事前に少しでも自分で勉強をしておけば良かったかなと今になっては思う。しかしながら、先生も熱心に質問に答えてくれ、親身になって説明をしていただいた。場合によっては、授業の翌日にも補足するような形での繰り返しの説明をしていただき、理解できた部分もあった。課題についても、TAが中心となって採点をしていただき、改善点のコメントももらうことができ、自分の理解していない点を再度確認することができた。

プログラム期間中の学習について、予習や復習、課題の取り組み方について教えてください

毎週、課題が二週目以降は出ていたので、難しい課題の時は夜遅くまで取り組むこともあった。しかし、他の学生も同様に課題に取り組んでいたこともあり、そこまで孤独感はなかった。予習や復習に関しては、英語で授業を受けるため、やはり事前に参考文献として提示されているものの中でも、自分で理解できそうな範囲のものについては予習を行なった。

プログラム期間中の授業以外の活動について、他の参加者との交流やイベントについて教えてください

ICPSRを通じて、プログラムの土曜日と日曜日には催し物が開催されたり、友人とご飯に行ったり、飲みに行ったりした。特に、ICPSR主催のバーベキューのようなものは食事だけでなく、その後スポーツを行ったりして良い関係性を築くことができたように思える。

現地での生活について、宿泊場所の確保、食事の調達、身の回りの生活品の買い物などについて、困ったことやおすすめの情報があれば、教えてください

現地の寮生活で洗濯をする際にはクレジットカードか、25セントでの支払いしかなかった。クレジットカードは日本のものでは登録できないシステムらしく、現金しかなく、なかなか両替する場所がなかった。解決手段として、近くのゲームセンターに行き、コインを両替してなんとか洗濯することができたので、ぜひ参加される方は覚えておいてほしい。

日用品に関しては、スーパー等で基本的には揃うので、洗剤等は日本から必要ないように思える。ただ、常備薬や日頃から日本での服用している薬は必ず持っていく方がいいと思えた。最後に、日本食を忘れずに持っていくことを忘れずに。疲れた時に元気が出るし、緊急時に助かる。

Summer program参加の感想について、印象に残ったこと、プログラムを通じて得られたこと、あなたの研究やキャリアに活かされたことがあれば、教えてください

プログラムを通じて、世界中から同じような研究分野の学生が参加しており、大変良い刺激となった。また、友人とのコネクション作りにおいても大変良い環境だったように思える。少しでも、このサマープログラムで学んだことを自分自身の研究応用できないかを考え、実際にその時の知識が参加後に生きた。

参加を検討されている方、参加を迷われている方にアドバイスやメッセージをお願い致します

世界中から参加者が来て、大変いい交流になると思います。さらには、自分の研究だけでなく、人生を豊かにしてくれると思います。ぜひ迷っている方は思い切って、参加してみてはいかがでしょうか。

2024年度

体験談02
参加年度 2024年
所属 同志社大学 法学研究科
課程 修士課程
参加形式 現地参加
体験談01
参加年度 2024年
所属 同志社大学 法学研究科
課程 博士課程
参加形式 現地参加

2023年度

体験談01
参加年度 2023年
所属 早稲田大学 経済学研究科
課程 修士課程
参加形式 現地参加

2022年度

体験談02
参加年度 2022年度
所属 早稲田大学 大学院政治学研究科
課程 修士課程
参加形式 現地参加
体験談01
参加年度 2022年度
所属 早稲田大学 大学院経済学研究科
課程 博士課程
参加形式 現地参加

2021年度

体験談03
参加年度 2021年
所属 東京大学 総合文化研究科国際社会科学専攻
課程 博士課程
参加形式 オンライン
体験談02
参加年度 2021年
所属 大阪大学 人間科学研究科
課程 博士後期課程3年
参加形式 オンライン
体験談01
参加年度 2019年と2021年
所属 神戸大学 法学研究科
課程 博士課程1年
参加形式 現地・オンライン

2019年度

体験談01
参加年度 2019年と2021年
所属 神戸大学 法学研究科
課程 博士課程1年
参加形式 現地・オンライン